Q37 — AWS SAA-C03 第7章

第 37/65 問 | ← 第7章

Q467. ある企業が、複数のAmazon EC2インスタンスにデプロイされたマルチティアアプリケーションを運用しています。このアプリケーションのデータ層には、Oracle固有のPL/SQL関数を利用するAmazon RDS for Oracleインスタンスが使用されています。アプリケーションへのトラフィックは継続的に増加しており、その結果、EC2インスタンスが過負荷状態になり、RDSインスタンスのストレージ容量が不足しつつあります。現在のAuto Scalingグループにはスケーリングメトリクスが設定されておらず、最小健全インスタンス数のみが定義されています。また、今後もトラフィックは一定のペースで(ただし予測困難な速さで)増加し、その後横ばいになることが予想されています。 このシステムが増加するトラフィックに対して自動的にスケールできるようにするために、ソリューションアーキテクトが実施すべき対応はどれですか?(該当するものを2つ選択してください。)

正解: A. RDS for Oracleインスタンスに対してストレージのAuto Scalingを有効化する。, D. Auto Scalingグループが平均CPU使用率をスケーリングメトリクスとして使用するように設定する。

解説

正解はAとDです。 A:Amazon RDS for Oracleでは、ストレージのAuto Scalingがサポートされています(最大16 TBまで)。これにより、ストレージ使用率に基づいて自動的にストレージ容量が拡張され、手動介入なしにストレージ不足の問題を緩和できます。 D:EC2インスタンスの過負荷を解消するには、CPU使用率などのパフォーマンス指標に基づく動的スケーリングが必要です。平均CPU使用率をスケーリングメトリクスとして設定することで、トラフィック増加に応じてAuto Scalingグループが自動的にインスタンス数を増減させ、負荷を分散できます。 Bは不適切です。Amazon AuroraはストレージのAuto Scalingを提供しますが、既存のRDS for OracleからAuroraへの移行は、PL/SQL互換性やアプリケーション変更、移行作業など多くの課題を伴い、単純な「スケーリング対応策」として即時・自動的な解決にはなりません。また、問題文では「自動的にスケールできるようにする」ことが求められており、移行自体はスケーリング機構ではなく、代替アーキテクチャの採用です。 Cは監視・通知手段であり、スケーリング動作を自動化しません。アラームは人為的な対応を促すものであり、要件である「自動スケーリング」を満たしません。 Eは不適切です。空きメモリ量は、アプリケーションのメモリ使用パターンに大きく依存し、一貫した負荷指標とはならず、誤ったスケーリングを引き起こす可能性があります。AWS推奨のスケーリングメトリクスは、CPU使用率やリクエスト数など、より信頼性の高い指標です。