Q72 — AWS SAA-C03 第16章
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Q1272. ある企業は、自社のAWSアカウント内で複数のプロジェクトおよびリソースをサポートするサーバーレスアーキテクチャを運用しています。この企業は、リソースに付与されたタグを活用して、各プロジェクトが企業のAWS請求書にどの程度のコストを負担しているかを監視・分析したいと考えています。この要件を満たす解決策はどれですか?
- A. AWS Budgets を使用して、リソースに割り当てられたタグに基づき、各プロジェクトごとに予算を設定します。
- B. AWS Billing Conductor を使用して、リソースに割り当てられたタグに基づき、各プロジェクト向けのレポートを設定します。
- C. AWS Pricing Calculator を使用して、リソースに割り当てられたタグに基づき、各プロジェクト向けのコスト見積もりレポートを作成します。
- D. AWS Cost Explorer を使用して、リソースに割り当てられたタグに基づくカスタムコスト配分レポートを作成します。 ✓
正解: D. AWS Cost Explorer を使用して、リソースに割り当てられたタグに基づくカスタムコスト配分レポートを作成します。
解説
この要件を満たす正しい解決策は、タグを用いて実際のAWSコストをプロジェクト単位で監視・分析できるものでなければなりません。各選択肢を検討します。 正解:D.AWS Cost Explorer を使用して、リソースに割り当てられたタグに基づくカスタムコスト配分レポートを作成します。 なぜ選択肢 D が最適か: ・タグによるコスト分析:AWS Cost Explorer は、コスト配分タグ(Cost Allocation Tags)をネイティブにサポートしており、プロジェクト(またはその他の任意のタグ付き次元)ごとにコストをフィルタリング・集計できます。プロジェクト別、サービス別、リージョン別など、さまざまな観点でコストを可視化したレポートを作成可能です。 ・可視化と履歴データ分析:インタラクティブなチャートやテーブルを用いて、時間経過に伴う支出傾向を分析でき、過去の利用状況に基づく将来コストの予測も可能です。 ・追加設定不要:AWS Billing & Cost Management で「コスト配分タグ」が有効化されていれば、Cost Explorer は即座にこれらのタグを活用してレポートを生成できます。 他の選択肢が不適切な理由: A.AWS Budgets は、支出上限の設定やアラート通知を目的としたサービスであり、詳細なコスト分析機能は備えていません。タグを用いた予算のフィルタリングは可能ですが、Cost Explorer のような粒度の細かいコストレポートは提供しません。 B.AWS Billing Conductor は、リセラー向けや複雑な課金構造を必要とするユースケース(例:カスタム請求書の作成)のために設計されたサービスです。一般向けのコスト監視・分析には適しておらず、課金グループの定義など追加設定が必要です。 C.AWS Pricing Calculator は、ワークロード導入前のコスト見積もり(例:新規アプリケーションの計画段階)に使用するツールであり、実際の発生済みコストの分析や、タグを用いたレポート生成はできません。 要点の比較: 要件|AWS Cost Explorer(D)|その他の選択肢 実際のAWSコストの監視・分析(予算=アラート/見積もりツール=事前シミュレーション)|○|× 既存のリソースタグの活用(Billing Conductor=追加設定必須)|○|× 詳細かつインタラクティブなレポート提供(Budgets=シンプルなアラート/Pricing Calculator=静的な見積もり)|○|× 結論:選択肢 D(AWS Cost Explorer)のみが以下のすべてを満たします: ・実際のAWSコスト(見積もりや予算ではなく)を分析する。 ・タグを用いてプロジェクト単位でコストを集計する。 ・詳細でインタラクティブなレポートを提供する。 最終的な正解:D