Q45 — AWS SAA-C03 第16章
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Q1245. ソリューションアーキテクトが、複数のAmazon EC2インスタンス間で共有ストレージを提供するため、Amazon Elastic File System(Amazon EFS)ファイルシステムをプロビジョニングしようとしています。これらのEC2インスタンスはすべて同じVPC内に存在し、複数の可用性ゾーン(Availability Zone)にまたがっています。各可用性ゾーンには2つのインスタンスがあります。ソリューションアーキテクトは、すべてのインスタンスから可能な限り低いレイテンシでこのファイルシステムにアクセスできるようにする必要があります。これらの要件を満たすソリューションはどれですか?
- A. VPC内にEFSファイルシステムのマウントターゲットを作成し、そのマウントターゲットを使用してすべてのインスタンスにファイルシステムをマウントします。
- B. VPC内の1つの可用性ゾーンにEFSファイルシステムのマウントターゲットを作成し、そのマウントターゲットを使って当該可用性ゾーン内のインスタンスにファイルシステムをマウントします。その後、そのディレクトリを他のインスタンスと共有します。
- C. 各インスタンスごとにマウントターゲットを作成し、それぞれのマウントターゲットを使って対応するインスタンスにEFSファイルシステムをマウントします。
- D. VPC内の各可用性ゾーンにマウントターゲットを作成し、各可用性ゾーン内のインスタンスに対して、当該可用性ゾーンのマウントターゲットを使ってEFSファイルシステムをマウントします。 ✓
正解: D. VPC内の各可用性ゾーンにマウントターゲットを作成し、各可用性ゾーン内のインスタンスに対して、当該可用性ゾーンのマウントターゲットを使ってEFSファイルシステムをマウントします。
解説
ソリューションアーキテクトは、同一VPC内にありながら異なる可用性ゾーン(AZ)に分散している複数のEC2インスタンス間で共有されるAmazon EFSファイルシステムを、可能な限り低いレイテンシで利用可能にする必要があります。主な要件は以下のとおりです: ・共有ストレージ:すべてのEC2インスタンスからEFSへのアクセスが可能であること。 ・低レイテンシ:マウントターゲットの配置が最適化され、クロスAZ通信によるレイテンシ増加を回避すること。 ・複数AZ対応:各AZに2台ずつインスタンスが配置されていること。 Amazon EFSの動作原理: EFSはリージョン単位でスケーラブルかつ高可用性のファイルシステムです。マウントターゲットは、EC2インスタンスがEFSにアクセスするためのネットワークエンドポイント(ENI)であり、ベストプラクティスでは「各可用性ゾーンに1つのマウントターゲットを配置」することが推奨されます。これは、当該AZ内のインスタンスがローカルなマウントターゲット経由でアクセスできるため、レイテンシを最小限に抑えられるからです。クロスAZアクセスも可能ですが、データがAZ間を往復するため、レイテンシが高くなります。 各選択肢の検討: A:VPC内に1つのマウントターゲット(おそらく単一AZ内)を作成し、全インスタンスで共用するという意味になります。他のAZ内のインスタンスは、この1つのマウントターゲットにアクセスするため、レイテンシが高くなり、低レイテンシ要件を満たしません。 B:1つのAZにマウントターゲットを作成し、当該AZ内のインスタンスのみで使用、他AZのインスタンスとはディレクトリ共有(例:NFSエクスポート)を行うという内容です。しかし、他AZのインスタンスは依然として単一のマウントターゲットを経由してアクセスするため、レイテンシは改善されず、パフォーマンス重視のワークロードには不適切です。 C:各EC2インスタンスごとにマウントターゲットを作成するという内容ですが、EFSはインスタンス単位ではなく可用性ゾーン単位でマウントターゲットを管理します。したがって、この選択肢は技術的に実現不可能です。 D:VPC内の各可用性ゾーンにマウントターゲットを作成し、各AZ内のインスタンスが当該AZのマウントターゲットを用いてEFSにアクセスするという内容です。これはEFSのパフォーマンス向上に関するAWS推奨のベストプラクティスに完全に合致しており、各AZ内のインスタンスがローカルなマウントターゲット経由でアクセスできるため、最低限のレイテンシを実現できます。また、あるAZが障害を起こしても、他のAZ内のインスタンスは自AZのマウントターゲットを介して引き続きEFSにアクセス可能であり、高可用性とスケーラビリティも確保されます。 正解:D。VPC内の各可用性ゾーンにマウントターゲットを作成し、各可用性ゾーン内のインスタンスに対して、当該可用性ゾーンのマウントターゲットを使ってEFSファイルシステムをマウントします。 この選択が最適な理由: ・最低レイテンシ:各インスタンスが自身の可用性ゾーン内のマウントターゲットを経由してEFSにアクセスできるため。 ・高可用性:ある可用性ゾーンが障害を起こしても、他の可用性ゾーンのインスタンスは影響を受けず、継続してEFSを利用可能。 ・スケーラビリティ:EFSは自動的にマウントターゲット間のトラフィックを分散処理します。 ・AWSベストプラクティス準拠:EFSのパフォーマンス最適化のため、AWSは「可用性ゾーンごとに1つのマウントターゲット」を明確に推奨しています。 補足情報: ・EFS Access Points(オプション)は、ユーザー/グループ権限やルートディレクトリ設定を強制するために使用可能ですが、基本的なマウントには必須ではありません。 ・複数のマウントターゲットが存在する場合、EC2インスタンスはDNSラウンドロビンにより負荷分散が可能ですが、レイテンシ最適化の鍵は、あくまで可用性ゾーン内でのローカルマウントターゲットの利用です。