Q31 — AWS SAA-C03 第16章

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Q1231. ある企業が、データウェアハウスをAWSに移行しました。同社はAWS Direct Connect接続を介してAWSと接続しており、従業員は可視化ツールを使用してこのデータウェアハウスをクエリします。データウェアハウスが返すクエリ結果の平均サイズは50 MBであり、可視化ツールが生成する可視化結果の平均サイズは500 KBです。また、データウェアハウスが返す結果セットはキャッシュされていません。企業は、データウェアハウスと自社(可視化ツール)間のデータ転送コストを最適化したいと考えています。この要件を満たすソリューションはどれですか?

正解: C. 可視化ツールをオンプレミスでホストし、AWS Direct Connect接続を経由してデータウェアハウスに接続する。

解説

データウェアハウスと可視化ツール間のデータ転送コストを最適化するには、各選択肢を以下の観点から検討します: ■ 要件のポイント ・コスト最適化:データ転送費用を最小化すること。 ・データ転送の特性:  ・クエリ結果(データウェアハウス → 可視化ツール)の平均サイズ:50 MB(結果セットはキャッシュされないため、毎回転送される)。  ・可視化結果(可視化ツール → ユーザー)の平均サイズ:500 KB(相対的に非常に小さい)。 ■ AWSのデータ転送料金に関する前提 ・AWSからのインターネット経由のデータ転送(egress)は、課金対象となり、特に大容量の場合に高額になる。 ・同一AWSリージョン内でのデータ転送(例:データウェアハウス → 同一リージョン内の可視化ツール)は無料。 ・AWS Direct Connectは、オンプレミスとAWS間の専用接続であり、契約内容や使用量に応じて、データ転送費用を大幅に削減またはゼロにできる(インターネット経由のegress課金を回避可能)。 ■ 各選択肢の評価 ・選択肢A:オンプレミスで可視化ツールを実行し、インターネット経由でデータウェアハウスに接続。  → 50 MBのクエリ結果がすべてAWSからインターネット経由で転送されるため、高額なegress料金が発生。不適切。 ・選択肢B:可視化ツールを同一AWSリージョン内でホストし、インターネット経由でアクセス。  → 50 MBのクエリ結果は同一リージョン内転送のためegress料金は発生せず、コスト面では有効。ただし、500 KBの可視化結果のインターネット経由転送は微小なため、主なコスト要因ではない。しかし、問題文で問われているのは「データウェアハウスと企業(=可視化ツール)間」の転送コストであり、この選択肢では転送自体がAWS内部で完結するためコストはゼロ。一見妥当に思えるが、後述の選択肢Cと比較すると、Direct Connectの恩恵を活かせない点で、よりコスト効率の高い選択肢が存在する。 ・選択肢C:可視化ツールをオンプレミスでホストし、AWS Direct Connectを経由してデータウェアハウスに接続。  → 50 MBのクエリ結果は、インターネットではなくDirect Connect経由で転送されるため、egress料金が発生せず、かつ契約に基づき転送コストを極力抑えることができる。これは、最も大きなデータ転送(50 MB)に対するコスト最適化を直接実現するソリューションである。 ・選択肢D:可視化ツールを同一AWSリージョン内でホストし、Direct Connect経由でアクセス。  → 可視化ツールへのアクセスにDirect Connectを使うことは可能だが、50 MBのクエリ結果はそもそもAWS内部で転送されるため、Direct Connectを利用する必然性がない。また、ユーザーがオンプレミスにいる場合、可視化結果(500 KB)をユーザーに届けるために結局インターネットまたはDirect Connect経由の追加転送が必要となるが、これは問題の焦点(データウェアハウスと可視化ツール間)ではない。本選択肢は冗長かつ非効率。 ■ 結論 問題文で明記されている「データウェアハウスと企業(=可視化ツール)間のデータ転送コスト最適化」という要件において、最大のコスト要因は50 MBのクエリ結果の転送である。これをインターネット経由で転送すれば高額なegress料金が発生するが、Direct Connect経由であればその課金を回避できる。したがって、最もコスト効率の高いソリューションは、可視化ツールをオンプレミスに配置し、Direct Connectでデータウェアハウスに接続する選択肢Cである。 正解:C.可視化ツールをオンプレミスでホストし、AWS Direct Connect接続を経由してデータウェアハウスに接続する。