Q99 — AWS SAA-C03 第15章

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Q1199. ある企業が顧客向けのSaaSソリューションを開発しています。このソリューションは、Amazon EBSボリュームがアタッチされたAmazon EC2インスタンス上で実行されます。SaaSアプリケーション内では、顧客が必要なストレージ容量をリクエストできます。アプリケーションは、各顧客がリクエストしたブロックストレージの容量を割り当てる必要があります。ソリューションアーキテクトは、このストレージのスケーリング要件を満たす、運用上効率的なソリューションを設計しなければなりません。これらの要件を最もコスト効率よく満たすソリューションはどれですか?

正解: D. ユーザー入力に基づき、EBS Elastic Volumes機能を用いてEBSボリュームのサイズを拡張するAWS Lambda関数を呼び出す。

解説

SaaSソリューションにおいて、顧客が任意のストレージ容量をリクエストでき、アプリケーションがその要求通りにブロックストレージを動的に割り当てる必要があるという要件を、運用効率性とコスト効率性の両面で満たすには、以下の選択肢が最も適しています: D. ユーザー入力に基づき、EBS Elastic Volumes機能を用いてEBSボリュームのサイズを拡張するAWS Lambda関数を呼び出す。 【分析】 ・EBS Elastic Volumes:Amazon EBS Elastic Volumesは、EC2インスタンスを停止またはデタッチすることなく、EBSボリュームのサイズ、パフォーマンス、またはボリュームタイプを動的に変更できる機能です。これは、顧客ごとに異なるストレージ要件が発生するSaaSアプリケーションにとって理想的なソリューションです。 ・AWS Lambda関数:Lambda関数を活用することで、ユーザー入力に応じたEBSボリュームのサイズ変更を自動化できます。これにより、スケーラブルかつコスト効率の高い運用が可能となり、Lambdaの実行時間およびEBSボリュームの使用ストレージ量のみに対して課金されるため、コスト最適化が図れます。 【コスト効率性】 EBS Elastic Volumesは、使用した分だけ課金されるブロックストレージとして非常にコスト効率が高く、さらにLambdaによる自動化により、手動での管理に伴う運用負荷とコストを大幅に削減できます。 【他の選択肢が不適切な理由】 A. Amazon S3は、極めてスケーラブルでコスト効率の高いオブジェクトストレージですが、ブロックストレージを提供しません。本要件では、データベースやファイルシステムなど、構造化された読み書きを必要とするアプリケーション向けのブロックレベルのストレージが必須であり、S3はこの用途には不適です。 B. Amazon EFSはLinux EC2インスタンスとの互換性を持つスケーラブルなファイルストレージですが、ブロックストレージではなく、特定のアプリケーションで求められるパフォーマンスや制御性(例:ボリュームサイズ・IOPSの細かい調整)を提供できません。また、EFSは自動スケーリング可能ですが、EBS Elastic Volumesほどの粒度と柔軟性はありません。 C. Amazon FSx for Windows File ServerはWindowsワークロードに最適化されたマネージドファイルストレージですが、これもブロックストレージではなく、SaaSアプリケーションが求めるブロックレベルのアクセスには不向きです。さらに、特定のユースケースではEBS Elastic Volumesよりもコストが高くなる可能性があります。 【結論】 ユーザー入力に基づくEBSボリュームのサイズ変更をAWS Lambdaで自動化し、EBS Elastic Volumesを活用するアプローチは、SaaSアプリケーションのストレージスケーリング要件を、スケーラビリティ・コスト効率性・運用効率性のすべての観点から最も適切に満たします。