Q21 — AWS SAP-C02 第2章

第 21/75 問 | ← 第2章

Q171. ある企業が、文書処理ワークロードをAWSへ移行しています。 同社は、多くのアプリケーションを既に更新し、処理サーバーが1秒あたり約5件のペースで生成する文書を、Amazon S3 APIを直接使用して保存・取得・変更できるようにしました。文書処理が完了した後、顧客は文書をAmazon S3から直接ダウンロードできます。移行中に、同社は、多数の文書を生成する処理サーバーを、S3 APIに対応させるために即座に更新できないことに気づきました。このサーバーはLinux上で動作しており、生成・変更するファイルに対して高速なローカルアクセスを必要としています。また、処理完了後には、ファイルを30分以内に一般公開可能にする必要があります。 これらの要件を満たすとともに、**最小限の工数**で実現できるソリューションはどれですか?

正解: B. Amazon S3 File Gatewayをセットアップし、文書ストアにリンクされたファイル共有を設定します。NFSを用いて、このファイル共有をAmazon EC2インスタンスにマウントします。Amazon S3上の変更発生時に、S3 File Gatewayを更新するためRefreshCache APIを呼び出します。

解説

本問は過去の問題集において議論のある問題です。試験で出題された場合、選択肢BとCのどちらを選ぶかは受験者の判断に委ねられます(Bを選択したい場合はB、Cを選択したい場合はCを選んでください)。 要件を満たしつつ最小限の工数で実現する最適なソリューションを検討するため、各選択肢を評価します。 A:アプリケーションをAWS Lambda関数へ移行する案です。Lambdaはサーバーレスワークロードに有効ですが、既存アプリケーションの大幅な書き直しが必要であり、最小工数という要件に反します。 B:Amazon S3 File Gatewayを活用し、NFSファイル共有をEC2インスタンスにマウントする案です。これにより、処理サーバーは従来通りファイルベースの操作を継続でき、高速なローカルアクセスも確保されます。S3との同期はRefreshCache APIによって制御可能で、30分以内の公開要件も満たせます。既存アプリケーションやインフラへの変更は最小限で済みます。 C:Amazon FSx for Lustreを活用する案です。これはHPC向けの高性能ファイルシステムであり、本ユースケースでは過剰な複雑さと管理負荷を伴い、アプリケーション側の変更も必要になる可能性があります。 D:AWS DataSyncを用いた同期案です。大規模なデータ移行や継続的レプリケーションには有効ですが、タスク設定やスケジューリングのオーバーヘッドがあり、処理サーバーに必要な高速ローカルアクセスも提供できません。 以上より、処理サーバーの既存のファイルベースワークフローを維持しつつ、30分以内のS3同期を実現する点で、最小工数かつ要件を最もよく満たすのは選択肢Bです。