Q69 — AWS SAP-C02 第1章

第 69/75 問 | ← 第1章

Q144. ソリューションアーキテクトが、重要な Microsoft SQL Server データベースを AWS へ移行する計画を立てています。これらのデータベースはレガシーシステムであるため、ソリューションアーキテクトは現代的なデータアーキテクチャへと移行します。また、ほぼゼロのダウンタイムでデータベースを移行する必要があります。これらの要件を満たすソリューションはどれですか?

正解: C. データベース固有の高可用性ツール(例:SQL Server の Always On Availability Groups やトランザクションレプリケーション)を使用します。ソースシステムを Amazon RDS for Microsoft SQL Server DB インスタンスに接続し、適切にレプリケーションを設定します。データレプリケーションが完了したら、ワークロードを Amazon RDS for Microsoft SQL Server DB インスタンスへ移行します。

解説

ほぼゼロのダウンタイムで重要な Microsoft SQL Server データベースを AWS へ移行するという要件に基づき、各選択肢を検討します。 A:AWS Application Migration Service は主にアプリケーションの移行を目的としており、データベース専用の移行ツールではありません。また、AWS SCT はスキーマ変換には有効ですが、実際のデータ移行プロセスそのものには直接関与しません。さらに、インプレースアップグレードと切り替え後の Amazon Aurora Serverless への移行には明確な切り替えポイント(cutover point)が存在し、この時点でソースデータベースを停止してアプリケーションを新規 Aurora インスタンスへ再ポイントするため、ほぼゼロのダウンタイムは保証されません。 B:AWS DMS はデータベース移行に特化したサービスですが、Amazon S3 を中間ターゲットとする設計は不必要に複雑化し、ほぼゼロのダウンタイムという要件を直接満たしません。また、S3 から Amazon RDS for SQL Server へのデータロードは、リアルタイム同期や無停止切り替えを保証するものではなく、シームレスな移行とは言えません。 C:SQL Server のネイティブなレプリケーション機能(例:Always On Availability Groups やトランザクションレプリケーション)と Amazon RDS for Microsoft SQL Server を組み合わせることで、ソースと RDS インスタンス間で継続的なデータ同期が可能になります。データ同期が確認された時点で、アプリケーションを RDS インスタンスへ再ポイントするだけで、ソースデータベースの停止を伴わず、最小限のダウンタイム(ほぼゼロ)でワークロードの移行が実現できます。 D:まず Amazon EC2 へリホストするアプローチは、AWS が提供するマネージド型 SQL Server サービス(RDS)の利点を活かせず、EC2 と RDS 間でのデータベースの分離・再アタッチ作業は手動操作が多く、信頼性・可搬性・ダウンタイム制御の観点からリスクが高く、ほぼゼロのダウンタイムを保証できません。 以上より、ほぼゼロのダウンタイムを実現しつつ、Microsoft SQL Server の重要データベースを AWS へ安全かつ効率的に移行するには、選択肢 C が最も適したソリューションです。