Q58 — AWS SAP-C02 第1章

第 58/75 問 | ← 第1章

Q133. ある企業の工場および自動化アプリケーションは、単一のVPC上で実行されています。Amazon EC2、Amazon Elastic Container Service(Amazon ECS)、Amazon RDS の組み合わせで、20を超えるアプリケーションが稼働しています。ソフトウェアエンジニアは3つのチームに分かれており、各チームが1つのアプリケーションを所有し、そのアプリケーションのコストおよびパフォーマンス全般について責任を負っています。チームのリソースには、アプリケーション名およびチーム名を表すタグが付与されています。チームは日常業務においてIAMアクセスを使用しています。 この企業は、毎月のAWS請求書における各アプリケーションまたは各チームに帰属するコストを特定する必要があります。また、過去12か月間のコストを比較するレポートを作成し、今後12か月間のコストを予測するためのレポートも作成できるようにする必要があります。ソリューションアーキテクトは、これらのコストレポートを提供するAWS Billing and Cost Managementのソリューションを推奨しなければなりません。 これらの要件を満たすために必要なアクションの組み合わせはどれですか?(3つ選択)

正解: A. アプリケーションおよびチームを表すユーザー定義のコスト割り当てタグを有効化する, C. Billing and Cost Managementで、各アプリケーションごとにコストカテゴリを作成する, F. Cost Explorerを有効化する

解説

本問は出題側の判断変更により、正解候補がA・D・FからA・C・Fへ、その後再びA・D・Fへ、さらに最終的にA・C・Fへと繰り返し変更された「論争のある問題」です。受験者の方々から何度も正解の変更要請がありましたが、すでに複数回の修正が行われており、現時点では公式見解としてA・C・Fが正解とされています。試験で本問が出題された場合、ご自身の判断で選択されても構いませんが、最新のAWS公認ソリューションに基づく推奨回答は以下の通りです。 要件(各アプリケーション/チームへのコスト帰属、過去12か月の比較レポート、今後12か月のコスト予測)を満たすには、以下の3つのアクションが必要です: A. アプリケーションおよびチームを表すユーザー定義のコスト割り当てタグを有効化する — リソースにカスタムタグ(例:Application=AppX、Team=TeamA)を適用し、それらをコスト割り当てタグとして有効化することで、AWS Cost and Usage Report(CUR)およびCost Explorerによるタグ単位のコスト分析・集計が可能になります。 C. Billing and Cost Managementで、各アプリケーションごとにコストカテゴリを作成する — コストカテゴリは、複数のタグやアカウントにまたがるコストを集約・グループ化する機能であり、アプリケーション単位でのコスト可視化・レポート作成を簡素化します。 F. Cost Explorerを有効化する — Cost Explorerは、Webベースのツールで、過去12か月分のコスト・使用量のトレンド可視化、フィルタリング分析、および将来のコスト予測(What-If分析)をサポートします。 他の選択肢について: B. AWSが自動生成する「アプリケーション/チーム」向けのコスト割り当てタグは存在しません。これらはユーザーが明示的に定義・適用する必要があります。 D. Billing and Cost ManagementへのIAMアクセスの有効化は、セキュリティ上のベストプラクティスではありますが、コストレポート作成や予測という要件を直接満たすものではなく、問題文にも「チームは日常業務でIAMアクセスを使用している」とあり、既に適切なアクセス権限が設定済みとみなされます。 E. コスト予算の作成は、支出上限の設定や超過通知といった運用管理には有効ですが、過去・未来のコスト傾向分析や詳細なレポート生成という要件を満たしません。