Q22 — AWS SAA-C03 第9章

第 22/40 問 | ← 第9章

Q582. ある会社が、Amazon EC2上でコンテンツ管理システム(CMS)を実行するウェブサイトを運用しています。このCMSは単一のEC2インスタンス上で動作し、データ層としてAmazon Aurora MySQL Multi-AZ DB インスタンスを使用しています。また、ウェブサイトの画像は、EC2インスタンス内にマウントされたAmazon Elastic Block Store(Amazon EBS)ボリューム上に保存されています。 ウェブサイトのパフォーマンスと耐障害性を向上させるために、ソリューションアーキテクトが実施すべきアクションの組み合わせはどれですか?(2つ選択してください。)

正解: C. ウェブサイトの画像を、すべてのEC2インスタンスにマウントされるAmazon Elastic File System(Amazon EFS)ファイルシステムに移動します。, E. 既存のEC2インスタンスからAmazon Machine Image(AMI)を作成し、そのAMIを用いてApplication Load Balancerの後ろに配置されたAuto Scalingグループ内の新しいEC2インスタンスをプロビジョニングします。Auto Scalingグループの最小インスタンス数を2に設定します。さらに、ウェブサイト向けにAmazon CloudFrontディストリビューションを構成します。

解説

現在の構成では、単一のEC2インスタンスとEBSボリュームによるボトルネックおよび単一障害点(SPOF)が存在し、スケーラビリティや耐障害性に課題があります。まず、画像の保存先をEBSから共有ストレージへ移行することで、複数EC2インスタンス間でのアクセスを可能にし、スケールアウトに対応できます。Amazon EFSは、マルチAZ対応のマネージドなNFSベースの共有ファイルシステムであり、複数のEC2インスタンスから同時にマウント・読み書き可能で、高可用性とスケーラビリティを提供します(選択肢C)。一方、選択肢Aは誤りです。Amazon S3はオブジェクトストレージであり、標準的なファイルシステムのように「マウント」することはできません(S3 Mountingツールなどは非推奨・非公式で、本番環境には不適切)。選択肢Bも不適切です。単一EC2インスタンスがNFSサーバーとなると、そのインスタンスが障害発生時に全体が停止し、SPOFが解消されません。次に、アプリケーション層の冗長化とスケーラビリティ向上のため、AMIを活用したAuto Scalingグループ+Application Load Balancerの導入は必須です(選択肢DおよびEの共通部分)。ただし、グローバルなレイテンシ低減と静的コンテンツ(画像など)のキャッシュ効果を最大化するには、CloudFrontが最適です。Global AcceleratorはTCP/UDPトラフィックのルーティングに特化しており、HTTP/HTTPSウェブトラフィックの最適化にはCloudFrontの方が適しています。また、CloudFrontはオリジン(ここではALB)へのキャッシュ、DDoS保護、SSL終端などの追加メリットも提供します。したがって、正解はCとEです。