Q7 — AWS SAA-C03 第8章
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Q502. ある画像ホスティング企業は、大規模なアセットを Amazon S3 Standard バケットにアップロードしています。同社では、S3 API を使用して並列でマルチパートアップロードを行い、同一オブジェクトが再アップロードされた場合は上書きしています。アップロード後最初の30日間は、これらのオブジェクトが頻繁にアクセスされます。その後はアクセス頻度が低下しますが、各オブジェクトのアクセスパターンは不規則です。同社は、保存されたアセットの高可用性および耐障害性を維持しつつ、S3 のストレージコストを最適化する必要があります。これらの要件を満たすために、ソリューションアーキテクトが推奨すべきアクションの組み合わせはどれですか?(2つ選択してください。)
- A. 30日経過後にアセットを S3 Intelligent-Tiering へ移動する。 ✓
- B. 不完全なマルチパートアップロードをクリーンアップするための S3 Lifecycle ポリシーを設定する。 ✓
- C. 有効期限が切れたオブジェクト削除マーカーをクリーンアップするための S3 Lifecycle ポリシーを設定する。
- D. 30日経過後にアセットを S3 Standard-Infrequent Access(S3 Standard-IA)へ移動する。
- E. 30日経過後にアセットを S3 One Zone-Infrequent Access(S3 One Zone-IA)へ移動する。
正解: A. 30日経過後にアセットを S3 Intelligent-Tiering へ移動する。, B. 不完全なマルチパートアップロードをクリーンアップするための S3 Lifecycle ポリシーを設定する。
解説
アクセス頻度が不規則であるという要件から、S3 Standard-IA や S3 One Zone-IA のような固定されたアクセス層では、予期しないアクセス時に追加料金(検索料金やデータ転送料金など)が発生し、コスト最適化が達成できない可能性があります。一方、S3 Intelligent-Tiering は、アクセス頻度に応じて自動的に最適なストレージクラス(頻繁アクセス層/非頻繁アクセス層)へ移動させる機能を持ち、不規則なアクセスパターンにも柔軟に対応でき、かつ高可用性・耐障害性(11個の9の耐久性、複数AZへの冗長配置)を維持します。したがって、選択肢 A は適切です。また、並列マルチパートアップロードを多用している環境では、ネットワーク障害やクライアント側のエラーにより不完全なマルチパートアップロードが残存し、不要なストレージコストが発生する可能性があります。S3 Lifecycle ポリシーで不完全なマルチパートアップロードを自動的に削除することで、こうしたコストを削減できます(デフォルトでは7日以上経過した不完全なアップロードが対象)。したがって、選択肢 B も適切です。選択肢 C は、バージョン管理が有効なバケットで削除マーカーが残存する場合のクリーンアップに有用ですが、問題文にはバージョン管理の有無について言及がなく、必須要件でもありません。選択肢 D および E は、アクセスが不規則な場合に検索料金が継続的に発生するリスクがあり、また S3 One Zone-IA は単一のAZ内でのみデータを保持するため、耐障害性(resiliency)が低下し、要件に反します。