Q41 — AWS SAA-C03 第4章
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Q236. ある会社では、通話の文字起こしファイルを月単位で保存しています。ユーザーは通話後1年以内にランダムにこれらのファイルにアクセスしますが、1年を超えるとアクセス頻度は非常に低くなります。同社は、1年未満のファイルをできるだけ迅速にクエリおよび取得できるようにソリューションを最適化したいと考えています。一方、1年を超える古いファイルの取得に若干の遅延が生じても問題ありません。これらの要件を最もコスト効率よく満たすソリューションはどれですか?
- A. 個々のファイルをAmazon S3 Glacier Instant Retrievalにタグ付きで保存し、タグをクエリしてS3 Glacier Instant Retrievalからファイルを取得します。
- B. 個々のファイルをAmazon S3 Intelligent-Tieringに保存し、S3ライフサイクルポリシーを使用して1年後にS3 Glacier Flexible Retrievalへ移動します。Amazon Athenaを用いてAmazon S3内のファイルをクエリおよび取得し、S3 Glacier内のファイルはS3 Glacier Selectを用いてクエリおよび取得します。 ✓
- C. 個々のファイルをAmazon S3 Standardストレージに保存し、各アーカイブの検索メタデータもAmazon S3 Standardストレージに保存します。S3ライフサイクルポリシーを用いて1年後にファイルをS3 Glacier Instant Retrievalへ移動します。Amazon S3内のメタデータを検索することでファイルをクエリおよび取得します。
- D. 個々のファイルをAmazon S3 Standardストレージに保存し、S3ライフサイクルポリシーを用いて1年後にS3 Glacier Deep Archiveへ移動します。検索用のメタデータはAmazon RDSに保存し、Amazon RDSからファイルをクエリします。ファイルの取得はS3 Glacier Deep Archiveから行います。
正解: B. 個々のファイルをAmazon S3 Intelligent-Tieringに保存し、S3ライフサイクルポリシーを使用して1年後にS3 Glacier Flexible Retrievalへ移動します。Amazon Athenaを用いてAmazon S3内のファイルをクエリおよび取得し、S3 Glacier内のファイルはS3 Glacier Selectを用いてクエリおよび取得します。
解説
要件を満たすには、1年未満のファイルへの低遅延・高パフォーマンスなアクセス(=S3 StandardまたはIntelligent-Tieringなど即時アクセス可能なストレージ)と、1年を超えるファイルへのコスト最適化(=アーカイブ層への自動移行)が必要です。また、クエリ機能も必須です。選択肢Bは、S3 Intelligent-Tieringによりアクセス頻度に応じて自動的に最適なストレージクラス(Standard-IAやOne Zone-IAなど)へ移行し、1年経過後にS3 Glacier Flexible Retrievalへライフサイクル移行します。さらに、Amazon AthenaでS3内のファイルを直接クエリ可能(S3 Glacier Flexible RetrievalはAthena対応)であり、S3 Glacier SelectもS3 Glacier Flexible Retrievalに対応しているため、クエリと取得の両方を統一された方法で実現できます。一方、AはGlacier Instant Retrievalは即時取得可能ですが、タグによるクエリはS3 Glacier系ではサポートされておらず、実際にはS3 InventoryやS3 Batch Operationsなどの追加構成が必要になり、非効率です。CはメタデータをS3 Standardに別途保存するため冗長かつコスト増加要因となり、またS3 Glacier Instant Retrievalは検索機能(Athena/Select)をサポートしていません。DはS3 Glacier Deep Archiveは取得遅延(12時間以上)が大きく、かつRDSによるメタデータ管理は過剰設計でコスト・運用負荷が高くなります。したがって、Bが最もコスト効率が良く、要件を完全に満たすソリューションです。