Q6 — AWS SAA-C03 第2章
第 6/65 問 | ← 第2章
Q71. ある企業は、人気曲のクリップから作成した着メロを販売しています。着メロファイルは Amazon S3 Standard に保存されており、各ファイルのサイズは最低でも 123 KB です。企業には数百万件のファイルがありますが、90 日以上経過した着メロのダウンロード頻度は非常に低いです。企業はストレージコストを削減したい一方で、最もアクセスされるファイルはユーザーにとって常にすぐに利用可能である必要があります。これらの要件を最もコスト効率よく満たすために、企業が取るべき措置はどれですか?
- A. オブジェクトの初期ストレージクラスとして、Amazon S3 Standard-Infrequent Access(S3 Standard-IA)を設定する
- B. ファイルを Amazon S3 Intelligent-Tiering に移行し、90 日後にオブジェクトをより低コストなストレージクラスへ自動的に移動するように設定する
- C. Amazon S3 Inventory を使用してオブジェクトを管理し、90 日後にそれらを Amazon S3 Standard-Infrequent Access(S3 Standard-IA)へ移動する
- D. S3 Lifecycle ポリシーを実装して、オブジェクトを Amazon S3 Standard から Amazon S3 Standard-Infrequent Access(S3 Standard-IA)へ 90 日後に移動する ✓
正解: D. S3 Lifecycle ポリシーを実装して、オブジェクトを Amazon S3 Standard から Amazon S3 Standard-Infrequent Access(S3 Standard-IA)へ 90 日後に移動する
解説
最もコスト効率の良い解決策は、アクセス頻度に基づいて自動的にストレージクラスを最適化できる機能を利用するものです。選択肢 D の S3 Lifecycle ポリシーは、特定の期間(ここでは90日)経過後にオブジェクトを S3 Standard から S3 Standard-IA へ自動的に移行する標準的かつ信頼性の高い方法であり、明示的な管理作業や追加コスト(例:S3 Inventory のスキャン費用や Intelligent-Tiering の監視料金)を必要としません。S3 Standard-IA は、アクセス頻度が低いが依然として迅速なアクセスが求められるデータに最適なストレージクラスであり、S3 Standard よりも低コストです。選択肢 A は、初期保存から S3 Standard-IA を使うため、頻繁にアクセスされる新規ファイルのレイテンシとコストバランスを損なう可能性があります。選択肢 B の S3 Intelligent-Tiering は自動階層化に優れていますが、最小オブジェクトサイズ(128 KB)の制約があり、問題文の「少なくとも 123 KB」という条件を満たさないファイル(123–127 KB)については、移行対象外となる可能性があり、また、90日という明確なライフサイクル基準に対しては過剰な機能です。選択肢 C の S3 Inventory はオブジェクトのメタデータを一覧表示するツールであり、オブジェクトの移動そのものは行わず、別途 Lambda や他の処理が必要になるため非効率です。よって、D が最も適切です。