Q34 — AWS SAA-C03 第2章

第 34/65 問 | ← 第2章

Q99. ある企業には数千台のエッジデバイスがあり、これらが1日に合計で1 TBのステータスアラートを生成します。各アラートは約2 KBのサイズです。ソリューションアーキテクトは、これらのアラートを収集・保存し、将来的な分析に備えるソリューションを実装する必要があります。企業は高可用性のソリューションを求めており、同時にコストを最小限に抑え、追加のインフラストラクチャ管理を回避したいと考えています。また、直近14日分のデータは即時分析可能な状態で保持し、14日より古いデータはアーカイブしたいという要件があります。これらの要件を満たす、最も運用効率の高いソリューションはどれですか?

正解: A. Amazon Kinesis Data Firehose の配信ストリームを作成してアラートを収集します。この Kinesis Data Firehose ストリームを設定し、アラートを Amazon S3 バケットに配信するようにします。その後、S3 Lifecycle 構成を設定して、14日経過後のデータを Amazon S3 Glacier へ移行します。

解説

この要件では、大量の小規模メッセージ(1日1 TB、1件あたり約2 KB)を高可用性かつ運用負荷を最小限に抑えながら収集・保存する必要があります。AWSマネージドサービスを活用し、インフラ管理を不要にすることが最優先です。選択肢Aは、Kinesis Data Firehose(完全マネージド型のストリーミングデータ収集サービス)とAmazon S3(耐久性・可用性に優れ、ライフサイクル管理が容易)を組み合わせており、14日後の自動アーカイブ(S3 Glacier)もS3 Lifecycleでシンプルに実現できます。選択肢BはEC2による自前インフラ管理が必要で、可用性やスケーラビリティの担保に追加作業が発生し、運用効率が劣ります。選択肢CのAmazon ESは分析用途には適していますが、アラートの長期保存・アーカイブには非効率であり、手動スナップショットやデータ削除の運用負荷が大きく、またESのコストはS3に比べて高額です。選択肢DのSQSは一時的なメッセージキューとして設計されており、14日間の保持とアーカイブ処理をアプリケーション側で実装する必要があり、信頼性・スケーラビリティ・運用効率の面で不適切です。したがって、最も運用効率が高く、要件をすべて満たすのは選択肢Aです。