Q31 — AWS SAA-C03 第2章
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Q96. ある企業は、複数の大陸にまたがる都市で気温、湿度、大気圧のデータを収集しています。各サイトから1日あたり収集されるデータの平均量は500 GBです。各サイトには高速インターネット接続が整っています。この企業は、これらのグローバルなサイトからのデータを、単一のAmazon S3バケットにできるだけ迅速に集約したいと考えています。また、運用上の複雑さを最小限に抑える必要があります。これらの要件を満たすソリューションはどれですか?
- A. 宛先のAmazon S3バケットでS3 Transfer Accelerationを有効化し、マルチパートアップロードを使用して、各サイトのデータを直接宛先S3バケットにアップロードします。 ✓
- B. 各サイトから、最も近いAWSリージョンにあるS3バケットへデータをアップロードします。その後、S3 Cross-Region Replication(クロスリージョンレプリケーション)を使用してオブジェクトを宛先S3バケットへコピーし、元のS3バケットからデータを削除します。
- C. 各サイトから、最も近いAWSリージョンへデータを転送するため、AWS Snowball Edge Storage Optimizedデバイスのジョブを毎日スケジュールします。その後、S3 Cross-Region Replicationを使用してオブジェクトを宛先S3バケットへコピーします。
- D. 各サイトから、最も近いAWSリージョン内のAmazon EC2インスタンスへデータをアップロードし、Amazon Elastic Block Store(Amazon EBS)ボリュームに保存します。定期的にEBSスナップショットを作成し、宛先S3バケットが配置されているリージョンへそのスナップショットをコピーします。その後、そのリージョンでEBSボリュームを復元します。
正解: A. 宛先のAmazon S3バケットでS3 Transfer Accelerationを有効化し、マルチパートアップロードを使用して、各サイトのデータを直接宛先S3バケットにアップロードします。
解説
各サイトには高速インターネット接続があり、1日あたり500 GBという比較的大きいが、ネットワーク転送可能なデータ量です。この条件では、物理的なデータ転送手段(例:Snowball)は過剰であり、運用コストと遅延が増加します(選択肢Cは不適)。EC2+EBS+スナップショットという間接的なアプローチ(選択肢D)は、運用が複雑で、リアルタイム性・信頼性・スケーラビリティに劣り、S3への直接転送というシンプルな要件に反します。選択肢Bは、クロスリージョンレプリケーションを利用するものの、元のバケットへの一時保存とその後の削除が必要であり、追加の管理オーバーヘッドと遅延が発生します。一方、選択肢Aは、S3 Transfer Accelerationにより、地理的に離れたクライアントからのアップロードをCloudFrontのグローバルエッジロケーション経由で高速化し、マルチパートアップロードで大容量ファイルの並列転送と障害耐性を実現します。これは、ネットワーク帯域を最大限活用しつつ、運用複雑さを最小限に抑え、迅速な集約を達成する最も適切なソリューションです。