Q84 — AWS SAA-C03 第17章
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Q1384. ある企業は、AWS クラウド上で Amazon RDS for MySQL データベースを実行しています。この企業は、ディザスタリカバリ(DR)計画を実装する必要があります。データベースの定期的なバックアップを実施したいと考えており、また必要に応じてオンプレミスの DR データセンターで復元可能な状態で、そのバックアップコピーをオンプレミスの DR 環境にも保持したいと考えています。 これらの要件を満たす解決策のうち、運用上のオーバーヘッドが最も少ないものはどれですか?
- A. 個別の RDS DB スナップショットを作成し、それらを Amazon S3 にエクスポートします。その後、aws s3 sync コマンドを使用して、これらのスナップショットをオンプレミスの DR データセンターと同期させます。 ✓
- B. AWS Backup を設定して RDS のバックアップを実行および管理します。バックアップをオンプレミスの DR データセンター内のバールトにコピーします。
- C. mysqldump ユーティリティを使用してデータベースをエクスポートし、生成されたダンプファイルを Amazon S3 に保存した後、毎日そのファイルをオンプレミスの DR データセンターと同期させます。
- D. 個別の RDS DB スナップショットを作成し、それらを Amazon S3 にエクスポートします。その後、AWS DataSync を使用して、これらのスナップショットをオンプレミスの DR データセンターに転送します。
正解: A. 個別の RDS DB スナップショットを作成し、それらを Amazon S3 にエクスポートします。その後、aws s3 sync コマンドを使用して、これらのスナップショットをオンプレミスの DR データセンターと同期させます。
解説
各選択肢を検討し、要件を満たしつつ運用上のオーバーヘッドが最も少ない解決策を特定します。 選択肢 A: 個別の RDS DB スナップショットの作成と Amazon S3 へのエクスポート:これは Amazon RDS for MySQL データベースの有効なバックアップ手法ですが、スナップショットの自動作成・エクスポートには手動操作またはカスタムスクリプトが必要です。 aws s3 sync コマンドによるオンプレミス同期:S3 からオンプレミスの DR データセンターへの同期には、エラー処理、スケジューリング、データ整合性の保証など、追加の設定・管理作業が発生します。ただし、基本的な AWS CLI の知識があれば比較的容易に実装でき、他の選択肢と比べて初期設定や継続的な管理負荷が最も小さいと考えられます。 選択肢 B: AWS Backup の設定:AWS Backup は、RDS を含む複数の AWS サービスに対応した完全マネージド型バックアップサービスであり、バックアップ頻度や保持期間などのポリシーを簡単に設定できます。しかし、「オンプレミスのバールトへのバックアップコピー」は AWS Backup の標準機能ではなく、実現には追加のステップ(例:バックアップのエクスポート、サードパーティツールの利用など)が必要です。結果として、要件を直接かつ最小限のオーバーヘッドで満たすことはできません。 選択肢 C: mysqldump の利用:MySQL データベースのエクスポートには有効ですが、定期実行のスクリプト作成、S3 へのアップロード、オンプレミスとの同期といった複数の手動/自動化ステップが必要で、エラー処理やスケジューリングの管理負荷が高くなります。 選択肢 D: RDS スナップショットの S3 エクスポートに加え、AWS DataSync の設定:DataSync は S3 とオンプレミス間のデータ転送を簡素化・高速化するマネージドサービスですが、その導入・構成自体に追加の初期設定と管理コストがかかります。 以上より、選択肢 A は、スクリプトによる自動化も容易であり、他の選択肢に比べて初期設定・継続的な管理負荷が最も少なく、要件を確実に満たすバランスの取れた解決策です。よって、正解は A です。