Q82 — AWS SAA-C03 第17章

第 82/89 問 | ← 第17章

Q1382. 金融会社は、AWSインフラストラクチャを用いて複数の決済プロバイダーからの取引を処理しています。同社は、高額取引を不正検出サービスに送信するシステムを実装する必要があります。また、失敗した取引は再試行キューにルーティングする必要があり、国際取引はコンプライアンス監視システムにコピーし、すべての取引を監査目的でアーカイブする必要があります。 これらの要件を満たすうち、運用オーバーヘッドが最も少ないソリューションはどれですか?

正解: C. Amazon EventBridge Pipes を使用してイベントをフィルタリングし、異なるターゲットシステムにイベントをルーティングします。

解説

各選択肢を分析し、運用オーバーヘッドが最も少ない要件達成ソリューションを特定します。 選択肢A:Amazon EventBridgeの入力トランスフォーマーは、イベントの構造を変更するための機能であり、複雑なルーティングやフィルタリング(高額取引、失敗取引、国際取引、全取引のアーカイブなど)には不向きです。イベントタイプによる基本フィルタリングだけでは要件を満たせず、追加コンポーネントや複雑なロジックが必要となり、結果として運用オーバーヘッドが増大します。 選択肢B:各決済プロバイダーごとに別々のEventBridgeイベントバスを作成すると、複数のバス管理・監視・更新が発生し、システムの複雑性と運用負荷が大幅に増加します。また、異なるプロバイダー間で共通のルーティング要件がある点を考慮すると、非効率な設計です。 選択肢C:Amazon EventBridge Pipesは、イベント属性に基づくシンプルかつ効率的なフィルタリングとターゲットへのルーティングを可能にします。たとえば、高額取引を不正検出サービスへ、失敗取引を再試行キューへ、国際取引をコンプライアンス監視システムへ、および全取引のアーカイブを別ルートで実現できます。これは一元化された直感的な設計であり、最小限の設定と運用オーバーヘッドで要件を満たします。 選択肢D:単一のイベントバスに複数のルールを設定することも可能ですが、要件が増えるにつれてルールの管理・競合回避・正確なルーティング保証が難しくなり、保守性・拡張性に課題が生じ、運用オーバーヘッドが大きくなります。 以上より、最も少ない運用オーバーヘッドで要件を満たすソリューションは、Amazon EventBridge Pipesを用いたイベントのフィルタリングおよびターゲットシステムへのルーティングです。よって、正解はCです。