Q62 — AWS SAA-C03 第17章

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Q1362. あるホームセキュリティ企業がグローバルに事業を拡大しています。この企業は顧客データを暗号化する必要がありますが、自社で暗号鍵を管理したくありません。また、鍵は複数のAWSリージョンで利用可能である必要があり、鍵へのアクセスを制御できる必要があります。これらの要件を満たすとともに、運用オーバーヘッドが最も少ないソリューションはどれですか?

正解: A. AWS KMS を使用してマルチリージョンキーを作成します。各キーを識別するためにタグを適用し、属性ベースのアクセス制御(ABAC)の条件キーを使用してキーへのアクセスを制御します。

解説

正解は A です。AWS KMS を使用してマルチリージョンキーを作成し、各キーを識別するためにタグを適用し、属性ベースのアクセス制御(ABAC)の条件キーを使用してキーへのアクセスを制御します。 解説: このホームセキュリティ企業には以下の要件があります。 ・顧客データの暗号化(安全な鍵管理) ・鍵のライフサイクル管理を自社で行いたくない(AWSによる自動管理) ・複数のAWSリージョンで鍵を利用可能(グローバルな可用性) ・細かい粒度でのアクセス制御(許可されたユーザー/サービスのみが鍵を利用可能) なぜ選択肢 A が最適か: ・AWS KMS マルチリージョンキー  → リージョン間での鍵の自動レプリケーションを提供し、世界中で低遅延なアクセスを保証します。  → AWS が鍵のローテーションやバックアップを完全に管理するため、運用オーバーヘッドが発生しません。  → キーのポリシーはすべてのリージョンで一元的に適用されるため、管理が簡素化されます。 ・タグによるキー識別  → 環境、リージョン、目的などに基づき、キーを整理・追跡できます。 ・属性ベースのアクセス制御(ABAC)  → kms:ViaAWSService や aws:PrincipalTag などの条件キーを活用し、動的にアクセスを制御できます。  → IAM ポリシー単体よりも柔軟性が高く、部門やリージョンなどのユーザー属性に基づいたアクセス許可が可能です。 他の選択肢が不適切な理由: B:キーマテリアルをインポートして単一リージョンキーを複数作成する場合  → リージョンごとの手動レプリケーションが必要であり、運用オーバーヘッドが非常に高くなります(各リージョンで個別に鍵を管理)。  → 自動同期機能がないため、鍵のローテーション時に不整合が発生するリスクがあります。 C:AWS CloudHSM と CMU 同期を用いる場合  → HSM クラスターのパッチ適用、スケーリング、バックアップなど、自社管理が必要であり、運用負荷が極めて高くなります。  → CMU による同期は複雑で、管理タスクを避けたい企業には不向きです。 D:CloudHSM ユーザーと shareKey コマンドを用いる場合  → ユーザー/リージョンごとに明示的なキー共有が必要であり、ミスが発生しやすく、効率的ではありません。  → CloudHSM はデフォルトでマルチリージョン対応しておらず、クロスリージョンアクセスには追加設定が必要です。 比較表: | 選択肢 | マルチリージョン対応 | AWS管理鍵 | アクセス制御の柔軟性 | 運用オーバーヘッド | 主な適用ケース | |--------|---------------------|------------|----------------------|-------------------|----------------| | A | (自動) | (AWSが管理) | ABAC | (最小) | グローバル展開向け、低メンテナンスな暗号化 | | B | (手動) | (自社管理) | IAMのみ | (高) | キーマテリアルのインポートが必要なレガシーシステム | | C | (同期が必要) | (自社管理) | 基本IAM | (非常に高) | FIPS 140-2 Level 3 などのHSMコンプライアンス要件がある場合 | | D | (手動共有) | (自社管理) | 基本IAM | (極めて高) | ユーザー単位での極めて細かいキー共有が必要な特殊なユースケース | 結論: 選択肢 A は、以下の点から最も安全でスケーラブルかつ運用負荷の低いソリューションです。 ・AWS KMS マルチリージョンキーにより、レプリケーションが自動で実行されます。 ・ABAC により、ポリシーの手動更新なしで細かいアクセス制御が可能です。 ・自社管理インフラが不要であり、運用の複雑さが大幅に削減されます。 選択肢 B、C、D は、不必要な管理タスクを導入したり、マルチリージョン対応が不十分であるため避けるべきです。 最終的な正解: A