Q5 — AWS SAA-C03 第17章
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Q1305. ある企業がAWSクラウド上で本番用データベースを実行したいと考えています。このデータベースは、複数のAWSリージョンにまたがる複数の拠点から送信される数十億件のセンサーデータを収集します。データは1秒あたり5万件の持続的な書き込みレートでデータベースに書き込まれます。企業は、このデータベースに対して3か月に1回の頻度でレポートを実行します。レポートでは、一意のロケーションIDに基づく単純なクエリを実行し、結果のサイズは変動します。企業は、データストレージコストを最適化できるソリューションを必要としています。また、このソリューションは高い耐久性を備え、データベースのパフォーマンスを損なってはなりません。これらの要件を満たすソリューションはどれですか?
- A. 1つのリージョンでAmazon Aurora Serverless v2を使用し、希望するキャパシティ範囲を指定する。
- B. Amazon DynamoDB Standardテーブルを使用し、DynamoDB Accelerator(DAX)を有効化する。 ✓
- C. Amazon RDS for PostgreSQLのDBインスタンスをデプロイし、読み取り専用レプリカを作成する。
- D. 複数のリージョンでAmazon DynamoDB Standard-IAテーブルを使用し、DynamoDBによるキャパシティ管理を構成する。
正解: B. Amazon DynamoDB Standardテーブルを使用し、DynamoDB Accelerator(DAX)を有効化する。
解説
要件(1秒あたり5万件の持続的な書き込み、ストレージコスト最適化、高い耐久性、パフォーマンス低下の回避)に基づき、各選択肢を検討します。 選択肢A:1つのリージョンでAmazon Aurora Serverless v2を使用し、希望するキャパシティ範囲を指定する。 書き込みパフォーマンス:Aurora Serverless v2は、負荷変動に応じて自動的にコンピューティングおよびメモリリソースをスケールできますが、1秒あたり5万件という持続的な書き込みレートには、単一リージョンでのスケーラビリティおよび可用性の面で限界がある可能性があります。また、単一リージョンは地域障害に対する脆弱性が高く、サービス中断のリスクがあります。 ストレージコスト:可変ワークロード向けにはコスト効率的ですが、数十億件のセンサーデータを長期保存する観点では、他のオプションと比較して最適とは言えません。 耐久性:Auroraは単一リージョン内で高い耐久性を提供しますが、マルチリージョン構成によるディザスタリカバリ強化が望まれるため、要件を完全に満たしません。 選択肢B:Amazon DynamoDB Standardテーブルを使用し、DynamoDB Accelerator(DAX)を有効化する。 書き込みパフォーマンス:DynamoDBは、高スループットワークロードに特化したフルマネージドNoSQLデータベースであり、1秒あたり5万件の持続的な書き込みを容易に処理でき、さらに水平スケーリングによりさらなる書き込み増加にも対応可能です。 ストレージコスト:Standardテーブルは大量データの保存にコスト効率が良く、リクエスト単位課金モデルにより、実際に使用した読み書きキャパシティのみを支払うことができます。数十億件の長期保存においても、他のデータベースと比較してコスト効率が高いです。 耐久性:DynamoDBは、1つのリージョン内で複数のアベイラビリティゾーン(AZ)にデータをレプリケーションすることで高い耐久性を確保します。さらにグローバルテーブル機能を活用すれば、マルチリージョン間でのレプリケーションも可能となり、耐久性・可用性がさらに向上します。 レポート時のパフォーマンス:四半期ごとのレポートでは、一意のロケーションIDに基づく単純なクエリが実行されますが、DAXを有効化することで、頻繁にアクセスされるデータをメモリ内にキャッシュし、クエリ応答のレイテンシを大幅に低減できます。これにより、データベース全体のパフォーマンスを損なうことなく、読み取り集中型ワークロードに対応できます。この選択肢はすべての要件を満たします。 選択肢C:Amazon RDS for PostgreSQLのDBインスタンスをデプロイし、読み取り専用レプリカを作成する。 書き込みパフォーマンス:RDS for PostgreSQLはリレーショナルデータベースであり、一定の書き込みトラフィックには対応できますが、1秒あたり5万件の持続的な書き込みを実現するには、複数インスタンスやシャーディングなど高度な構成が必要となり、DynamoDBほど書き込み中心ワークロードに本質的にスケーラブルではありません。 ストレージコスト:数十億件のセンサーデータを長期保存する場合、DynamoDBと比較してストレージおよびコンピューティングリソースのコストが高くなる可能性があります。 耐久性:単一リージョン内では高い耐久性を提供しますが、マルチリージョンでのディザスタリカバリを実現するには追加の複雑さとコストがかかります。よって、最適な選択肢とは言えません。 選択肢D:複数のリージョンでAmazon DynamoDB Standard-IAテーブルを使用し、DynamoDBによるキャパシティ管理を構成する。 書き込みパフォーマンス:Standard-IA(Infrequent Access)テーブルは、アクセス頻度が低いデータ向けに設計されており、Standardテーブルと比較して読み書きのレイテンシが高くなります。1秒あたり5万件という持続的な書き込みでは、低レイテンシが必須であるため、不適切です。 ストレージコスト:Standard-IAはアクセス頻度が低いデータ向けにストレージコストが低くなりますが、レイテンシの増加とパフォーマンスへの影響が大きいため、高書き込みの本番データベースには不向きです。したがって、要件を満たしません。 以上より、要件を満たすソリューションは選択肢Bです。