Q61 — AWS SAA-C03 第16章

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Q1261. ある企業は、Amazon Elastic Block Store(Amazon EBS)バックアップのAmazon EC2インスタンス上で本番データベースをホストしています。毎年のディザスタリカバリ演習の一環として、同社は最近のEBSスナップショットを第2のアベイラビリティーゾーン(AZ)内の新しいEC2インスタンスに復元する必要があります。スナップショットがEBSボリュームに復元された後、そのボリュームはすべてのプロビジョニングされたパフォーマンスを即座に提供しなければなりません。また、同社は復元されたデータに対して検証テストをできる限り迅速に実行する必要があります。これらの要件を満たす構成はどれですか?

正解: A. 第2のアベイラビリティーゾーン向けにEBS Fast Snapshot Restore(FSR)をスナップショットに対して有効化します。スナップショットから第2のアベイラビリティーゾーン内に新しいEBSボリュームを作成し、それらを新しいEC2インスタンスにアタッチします。

解説

正解はAです。「第2のアベイラビリティーゾーン向けにEBS Fast Snapshot Restore(FSR)をスナップショットに対して有効化します。スナップショットから第2のアベイラビリティーゾーン内に新しいEBSボリュームを作成し、それらを新しいEC2インスタンスにアタッチします。」 解説:企業は、EBSスナップショットを第2のアベイラビリティーゾーン(AZ)内の新しいEC2インスタンスに復元する必要があり、以下の条件を満たさなければなりません: ・復元後のボリュームが、プロビジョニングされたパフォーマンス(IOPS/スループット)を即座に発揮できること(初期化遅延がないこと)。 ・検証テストを復元直後にできるだけ速やかに開始できること。 EBS Fast Snapshot Restore(FSR)は、スナップショットの復元時に発生するパフォーマンス低下を解消するために設計されたAWSサービスであり、スナップショットを事前に完全に初期化することで、復元直後からフルパフォーマンスを保証します。 ■ 選択肢Aが正しい理由: ・EBS Fast Snapshot Restore(FSR)は、復元先のAZ(この場合は第2のAZ)で有効化する必要があります。これにより、復元されたボリュームは即座に全IOPS/スループット性能を発揮し、バックグラウンドでの初期化待ちを回避できます。 ・検証テストの開始までの時間を最小限に抑えられます。 ・復元手順として、対象AZ(第2のAZ)でFSRを有効化 → 同AZ内でスナップショットから新しいEBSボリュームを作成 → 新しいEC2インスタンスにアタッチ、という流れが最適です。 ■ 他の選択肢が不適切な理由: B:FSRは、ボリュームが作成される「復元先AZ」で有効化する必要があります。元のAZ(現在のAZ)で有効化しても、第2のAZで作成されるボリュームにはFSRの恩恵が及びません。 C:スナップショット自体にはIOPS設定は存在しません。IOPSはボリュームに対して指定するものであり、スナップショットには適用できません。また、Provisioned IOPS付きボリュームであっても、FSRが有効でなければ復元直後は初期化が完了するまでフルパフォーマンスを発揮できません。 D:既存ボリュームにProvisioned IOPSを指定してスナップショットを作成しても、復元されたボリュームにはその設定は継承されず、依然として初期化が必要です。したがって検証開始が遅延します。 ■ 補足考慮事項: ・FSRは、スナップショット単位・AZ単位・時間単位で課金されます。DR演習など必要なタイミングのみ有効化するのがコスト最適です。 ・FSRが利用できない場合、Provisioned IOPS(io1/io2)ボリュームはバックグラウンドで徐々に初期化され、フルパフォーマンスに達するまで時間がかかります。その間、検証テストは実施できません。 結論:選択肢Aが最適です。なぜなら、FSRによって復元先AZで即時フルパフォーマンスが保証され、検証開始までの遅延がゼロになるためです。これは、AWSが推奨するディザスタリカバリテストのベストプラクティスにも合致します。