Q76 — AWS SAA-C03 第15章

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Q1176. ある企業は、同一AWSリージョン内の複数の可用性ゾーンにまたがるAmazon EC2インスタンス上でアプリケーションを実行しています。これらのEC2インスタンスは、すべてのインスタンスにマウントされたAmazon Elastic File System(Amazon EFS)ボリュームを共有しています。このEFSボリュームには、インストールメディア、サードパーティ製ファイル、インターフェイスファイル、その他のワンタイムファイルなど、さまざまなファイルが格納されています。企業は一部のEFSファイルを頻繁にアクセスし、高速な取得を必要としています。一方で、他のファイルはほとんどアクセスされません。EFSボリュームのサイズは数テラバイトに及びます。企業は、Amazon EFSのストレージコストを最適化する必要があります。これらの要件を満たすとともに、**最小限の工数**で実現できるソリューションはどれですか?

正解: B. EFSファイルに対してライフサイクルポリシーを適用し、ファイルをEFS Infrequent Access(EFS IA)へ移行する。

解説

Amazon EFSのストレージコストを最小限の工数で最適化するという要件を満たす最も適切なソリューションは、選択肢Bです。つまり、「EFSファイルに対してライフサイクルポリシーを適用し、ファイルをEFS Infrequent Access(EFS IA)へ移行する」ことです。 【主な要件】 ・頻繁アクセスと稀なアクセス:一部のファイルは頻繁にアクセスされ、高速な取得が必要。他はほとんどアクセスされない。 ・大容量ストレージ:EFSボリュームは数テラバイト規模。 ・コスト最適化:EFSのストレージコスト削減が求められる。 【各選択肢の検討】 選択肢A:ファイルをEFSからS3へ移動し、S3 Glacier Flexible Retrievalへライフサイクル移行する。→ EFSからS3へのデータ移行およびアプリケーション側のアクセス先変更が必要であり、工数が大きく、かつGlacier Flexible Retrievalは取得遅延が発生するため、高速取得要件を満たさない可能性があります。 選択肢B:EFS内でのみライフサイクルポリシーを適用し、稀にアクセスされるファイルをEFS IAへ自動移行する。→ データ移行やアプリケーション変更が不要で、工数が最小。EFS IAは、アクセス頻度が低いがそれでも迅速な取得が求められるファイル向けに設計されており、EFS Standardより低コストでありながら良好なパフォーマンスを維持します。 選択肢C:ファイルをEBS Cold HDD(sc1)へ移動する。→ EBSボリュームは単一EC2インスタンス専用であり、複数インスタンス間での共有ファイルシステムとして利用できません。また、大規模なEFSボリュームからの移行は非現実的で、工数も非常に大きいです。 選択肢D:ファイルをS3へ移動し、S3 Glacier Deep Archiveへライフサイクル移行する。→ 選択肢Aと同様にデータ移行とアプリケーション変更が必要で工数が大きく、さらにGlacier Deep Archiveは最長で12時間以上の取得遅延があり、高速取得要件を全く満たしません。