Q94 — AWS SAA-C03 第14章
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Q1094. ソリューションアーキテクトは、静的コンテンツで構成される企業のWebサイト向けにアーキテクチャを設計しています。この企業のターゲット顧客は米国および欧州に居住しています。コストを最小限に抑えるために、ソリューションアーキテクトが推奨すべきアーキテクチャはどれですか?
- A. Webサイトのファイルをus-east-2リージョンのAmazon S3に保存し、価格クラスを設定して使用するエッジロケーション数を制限したAmazon CloudFrontディストリビューションを使用します。 ✓
- B. Webサイトのファイルをus-east-2リージョンのAmazon S3に保存し、価格クラスを設定してエッジロケーションの利用を最大化したAmazon CloudFrontディストリビューションを使用します。
- C. Webサイトのファイルをus-east-2リージョンおよびeu-west-1リージョンのAmazon S3にそれぞれ保存し、Amazon CloudFrontのジオロケーションルーティングポリシーを使用して、ユーザーに最も近いリージョンへリクエストをルーティングします。
- D. Webサイトのファイルをus-east-2リージョンおよびeu-west-1リージョンのAmazon S3にそれぞれ保存し、Amazon CloudFrontディストリビューションとAmazon Route 53のレイテンシーベースルーティングポリシーを組み合わせて、ユーザーに最も近いリージョンへリクエストをルーティングします。
正解: A. Webサイトのファイルをus-east-2リージョンのAmazon S3に保存し、価格クラスを設定して使用するエッジロケーション数を制限したAmazon CloudFrontディストリビューションを使用します。
解説
米国および欧州のユーザーに静的コンテンツを提供するWebサイトにおいて、コストを最小限に抑える最適なアーキテクチャを判断するため、各選択肢を検討します。選択肢Aは、単一のS3バケットによるストレージコストの最小化を図りつつ、CloudFrontの価格クラスを制限することで、エッジロケーション使用量を減らし、配信コストも若干削減します。ただし、欧州ユーザーにはus-east-2からの遅延が増加する可能性があり、パフォーマンスへの影響はあります。選択肢Bは、エッジロケーションの利用を最大化することで、米国・欧州双方のパフォーマンス向上を図りますが、依然としてデータがus-east-2に集中しているため、欧州ユーザーのレイテンシー問題は根本的に解決されません。選択肢CおよびDは、両リージョンにS3バケットを配置することでレイテンシーを低減しますが、2つのS3バケットを維持する分、ストレージコストが増加します。また、選択肢DではRoute 53のレイテンシールーティングを導入するため、追加の管理負荷とコストが発生します(なお、本ユースケースではCloudFront単体でジオロケーションルーティングが可能であり、Route 53は不要です)。コスト最小化が最優先要件であることを踏まえると、ストレージコストと配信コストの両方を抑える選択肢Aが最も適しています。CloudFrontは既存のキャッシュ機構により、遠隔地のユーザーに対しても一定のパフォーマンスを担保でき、特に静的コンテンツではその効果が顕著です。したがって、企業が欧州ユーザーに対する若干のレイテンシー増加を許容できる場合、またはCloudFrontのキャッシュ戦略によって十分に緩和される場合は、選択肢Aがコスト最小化という観点から最も適した推奨となります。