Q39 — AWS SAA-C03 第11章

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Q739. ある会社が Amazon RDS for MySQL 上で本番データベースを運用しています。セキュリティコンプライアンスの要件を満たすため、データベースのバージョンをアップグレードしたいと考えています。データベースには重要なデータが格納されているため、データを一切失うことなく、迅速にアップグレードおよび機能検証を行えるソリューションを求めています。これらの要件を満たし、かつ運用オーバーヘッドが最も少ないソリューションはどれですか?

正解: D. Amazon RDS Blue/Green Deployments を使用して、本番環境への変更をデプロイおよびテストする。

解説

セキュリティコンプライアンス対応のための Amazon RDS for MySQL のバージョンアップを、データ損失なし・機能検証可能・かつ運用オーバーヘッド最小という要件で実現するには、選択肢 D(Amazon RDS Blue/Green Deployments の利用)が最も適しています。Blue/Green Deployments では、既存の本番環境(ブルー環境)をそのまま維持したまま、新しいバージョンの RDS インスタンスを含む新規環境(グリーン環境)を自動的に作成・設定できます。これにより、アップグレード中のダウンタイムやリスクを最小限に抑え、アプリケーションへの影響をほぼゼロに近づけられます。具体的な流れは以下の通りです:① ブルー環境の完全なコピー(グリーン環境)を、アップグレード済みの新しいバージョンの Amazon RDS for MySQL で作成;② グリーン環境のセキュリティグループ、パラメータグループなど、本番環境と同等の設定を適用;③ アプリケーショントラフィックを一切切り離さずに、グリーン環境で機能検証および負荷テストを実施;④ 検証完了後、Route 53 による DNS 切り替えやエンドポイントの更新などでトラフィックをグリーン環境へシームレスに移行;⑤ 移行後の動作およびコンプライアンス要件の満たし具合を監視・確認。一方、選択肢 A は手動スナップショットからの復元と新規インスタンス起動を伴い、ネットワーク設定やアクセス制御の再構成など追加作業が必要です。選択肢 B のネイティブバックアップ/リストアも同様に、新規インスタンスの立ち上げ・設定・リストア時間のオーバーヘッドがあり、可用性に影響が出る可能性があります。選択肢 C の AWS DMS は、クロスエンジン移行や長期的なレプリケーションに適していますが、単一のバージョンアップというシンプルなユースケースでは過剰な複雑さと管理コストを招きます。したがって、運用オーバーヘッドが最小かつ信頼性・検証性・データ保全性を同時に満たす最適解は、選択肢 D です。