Q93 — AWS SAA-C03 第10章

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Q693. ある会社が、世界中のユーザーに対して、複数のAWSリージョンにデプロイされたAmazon EC2インスタンス上で動作するHTTPベースのアプリケーションを提供しています。この会社は、アプリケーションの可用性とパフォーマンスを向上させたいと考えています。また、可用性を損なったり、セキュリティを侵害したり、過剰なリソースを消費する可能性のある一般的なWeb攻撃からアプリケーションを保護したいと考えています。さらに、静的IPアドレスが必要です。この要件を満たすために、ソリューションアーキテクトは何を推奨すべきでしょうか?

正解: B. 各リージョンのEC2インスタンスをApplication Load Balancer(ALB)の後ろに配置します。ALB上にAWS WAFを展開します。AWS Global Acceleratorを使用してアクセラレータを作成し、ALBをエンドポイントとして登録します。

解説

HTTPベースのアプリケーションを複数のAWSリージョンにデプロイしたAmazon EC2インスタンス上で実行しており、可用性・パフォーマンス・セキュリティの向上および静的IPアドレスの要件を満たすには、以下の選択肢Bが最適です:各リージョンのEC2インスタンスをApplication Load Balancer(ALB)の後ろに配置し、ALB上にAWS WAFを展開し、AWS Global Acceleratorでアクセラレータを作成してALBをエンドポイントとして登録します。この構成は、すべての要件を包括的に満たします。まず、ALBはHTTP/HTTPSトラフィックに特化しており、ヘルスチェックやロードバランシング、SSL終端などの高度な機能を提供し、可用性とスケーラビリティを高めます。次に、ALB上にAWS WAFを展開することで、SQLインジェクションやXSSなどの一般的なWeb攻撃からアプリケーションを効果的に防御できます。さらに、AWS Global Acceleratorは、グローバルなAWSネットワークを活用して、ユーザーに最も近いエンドポイントへ低遅延でトラフィックをルーティングし、静的IPアドレス(Anycast IP)も提供します。一方、選択肢AはNLBを用いるためHTTPレベルの機能(例:ホストヘッダーに基づくルーティング)が制限され、WAFとの統合もALBほど柔軟ではありません。選択肢CはNLB+CloudFront+Route 53という組み合わせですが、NLBは主にTCP/UDP向けであり、HTTPアプリケーションにはALBがより適しています。また、Global Acceleratorを活用していない点も欠点です。選択肢DはCloudFront上にWAFを配置しRoute 53によるルーティングを採用していますが、CloudFrontのWAFはオリジンへのリクエスト前に適用されるため、ALB上での細かい制御や、ALB固有の機能(例:パスベースルーティング)との連携が困難です。さらに、Global Acceleratorによる静的IPおよびグローバル最適ルーティングが欠けています。したがって、可用性・パフォーマンス・セキュリティ・静的IPのすべての要件を満たす最良のソリューションは、選択肢Bです。