Q27 — AWS SAA-C03 第1章
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Q27. ある企業では、通話録音データを月単位で保存しています。統計的に、この録音データは1年以内にランダムに参照される可能性がありますが、1年を超えるとほとんどアクセスされません。1年未満の新しいファイルは、可能な限り迅速に照会・取得できる必要があります。一方、1年を超える古いファイルの取得に若干の遅延が生じても問題ありません。ソリューションアーキテクトは、録音データを最小限のコストで保存する必要があります。最もコスト効率の高いソリューションはどれですか?
- A. 個々のファイルをAmazon S3 Glacierに保存し、検索用メタデータをS3 Glacier内に作成したオブジェクトタグに格納します。S3 Glacierのタグを照会して、S3 Glacierからファイルを取得します。
- B. 個々のファイルをAmazon S3に保存し、ライフサイクルポリシーを使用して1年経過後にAmazon S3 Glacierへ移動させます。ファイルの照会および取得は、Amazon S3またはS3 Glacierから行います。 ✓
- C. 個々のファイルをアーカイブし、各アーカイブの検索用メタデータをAmazon S3に保存します。ライフサイクルポリシーを使用して、ファイルを1年経過後にAmazon S3 Glacierへ移動させます。Amazon S3内のメタデータを検索してファイルを照会・取得します。
- D. 個々のファイルをAmazon S3でアーカイブします。ライフサイクルポリシーを使用して、ファイルを1年経過後にAmazon S3 Glacierへ移動させます。検索用メタデータはAmazon DynamoDBに保存します。DynamoDBでファイルを照会し、Amazon S3またはS3 Glacierから取得します。
正解: B. 個々のファイルをAmazon S3に保存し、ライフサイクルポリシーを使用して1年経過後にAmazon S3 Glacierへ移動させます。ファイルの照会および取得は、Amazon S3またはS3 Glacierから行います。
解説
この選択肢が最もコスト効率が良いのは、Amazon S3のライフサイクルポリシーを活用することで、一定期間経過後にオブジェクトを自動的にAmazon S3からAmazon S3 Glacierへ移動できるためです。これにより、録音データの保存コストを低減しつつ、1年未満のファイルについてはAmazon S3から即座に高速な照会・取得が可能になります。一方、1年を超える古いファイルは、保管コストが低いAmazon S3 Glacierから取得でき、多少の取得遅延は許容されます。 選択肢Aは不適切です。S3 Glacier内のオブジェクトタグに検索用メタデータを格納すると、コスト増加やパフォーマンス低下(タグによる照会は非効率的)を招く可能性があり、Amazon S3内にメタデータを保持する方法より劣ります。 選択肢Cは不適切です。個別ファイルをアーカイブし、そのメタデータをAmazon S3に保存する方法は、長期的にはライフサイクルポリシーによる自動移行よりもコストが高くなる可能性があります。また、Amazon S3内のオブジェクトをスキャンしてメタデータを検索するのは、データベース(例:DynamoDB)を用いた照会に比べて遅く、スケーラビリティにも課題があります。 選択肢Dは不適切です。検索用メタデータをAmazon DynamoDBに保存すると、追加のコストと管理負荷が発生し、本ユースケースでは過剰です。Amazon S3上でのメタデータ管理(例:オブジェクトタグやS3 Inventoryなど)でも十分なパフォーマンスが得られ、よりコスト効率が高くなります。